京都で注文住宅生活を:基礎知識と注意点について
京都は、日本でも特に世界的に有名な都道府県です。
特に京都市は住みたい街ランキングでも上位に選ばれるほどの人気であり、住みやすさと日本の伝統が残っている場所です。
そんな京都に住む場合、中には注文住宅を考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、そんな人のために京都で注文住宅を建てる際のアドバイスをしていきましょう。
注文住宅はどうやって建てられる?
まず、基礎として注文住宅ができるまでの流れをお話しましょう。
まず、注文住宅を建てる前の段階で、土地探しを行ないます。
京都に土地があればそこで建てることができますが、持っていない場合は不動産業者に相談し、まずは土地を探すことになります。
めぼしい土地を見つけたら、次は建設業者に連絡し、注文住宅を建てるための打ち合わせを行なうという流れです。
このとき、京都の建設業者は、大きく分けると次の3つがあります。
・大手ハウスメーカー
・地域密着型工務店
・建築事務所
ハウスメーカーは全国展開するほどの建設業者なので、家の仕上がりは安定している反面、費用が割高になる傾向にあります。
工務店は割安だし、中には腕の良い業者が多くいる反面、評判がいまいちわかりにくいです。
京都は工務店が多いので、吟味しないと良い業者が見つけにくいでしょう。
建築事務所は、いわゆるデザイナーズハウスといったおしゃれな注文住宅を建ててくれるところですが、割高となっています。
一昔前はデザインのみで住みにくいといわれていましたが、近年では居住性も追求された、おしゃれで住みやすい住宅を建ててくれることが多いです。
この中から業者を選び、注文住宅の建設について打ち合わせをしましょう。
打ち合わせが終われば、あとは業者が作業を終えるのを待つだけです。
注文住宅の注意点
京都に注文住宅を建てる場合、いくつか注意しなければならないことがあります。
ここでは、その注意事項についてお話しましょう。
景観条例
京都独特の注意事項として、景観条例があります。
京都は、昔ながらの町並みを保つため、地域によっては建物の形から並び、高さに外装まで、厳しい制限がかけられています。
規制は色にまで及び、大手の店の看板も京都のみ配色が異なっているのは有名です。
注文住宅も同様であり、エリアによっては、自分の要望が通らない可能性も十分にあるのです。
したがって、京都の一部地域に注文住宅を建てたい場合は、まずは自治体に条例の確認を行ないましょう。
理想の家=住心地が良いわけではない
注文住宅に共通している問題が、自分の理想=住みやすさに直結しているわけではないということです。
自分の要望を全部叶えた結果、住みにくい家になってしまったということは、珍しくありません。
そのため、建設業者とよく話し合い、住みやすいかどうかを重視しながら相談しましょう。
住みやすい家というのがよくわからないのなら、モデルハウス見学をおすすめします。
こちらはプロの業者が住みやすい家をイメージして建設した住宅モデルなので、どんな家が住みやすいのかというイメージをしやすくなります。
業者の腕
注文住宅を建てる上で非常に悩むのが、業者の腕前です。
建設業者の腕前というのは、実際に家が建たないとわからないですし、作業現場で大工の腕の善し悪しがわかることは、ほぼないといって良いでしょう。
対策としては、公式サイトの実績のページを確認してどういった家を建てたのか、そしてどんなところにこだわっているのかということに注意しながら、チェックすることをおすすめします。