京都で注文住宅のデザイナーズハウスを建てる魅力とは?メリットデメリットを解説

住宅

 
京都といえば「和」をイメージされる方も多いと思いますが、近年では和風建築より、おしゃれなデザイナーズハウスの人気が増えております。
悠久の地である京の町に行けば、日本の歴史を堪能しながらも、自宅に帰ればおしゃれな住空間が待っているラフスタイルの需要が高まっているのでしょう。
では、デザイナーズハウスとはどのような住宅を指し、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、京都で注文住宅のデザイナーズハウスを建築する際のメリットデメリット、注意点を解説していきます。

デザイナーズハウスとはなにか

デザイナーズハウスとは、建築士やデザイナーが考案したデザイン性の高い住宅のことを指します。プロの意見だけでなく、自分たちの意見も組み合わせて、デザイン、ライフスタイル、住空間を一緒に作り上げていくことが可能です。
シンプルなデザインから、海外リゾートのようなデザインまでさまざまでありますが、自分好みのマイホームを建築できるのが特徴です。

デザイナーズハウスのメリットとは

京都で注文住宅のデザイナーズハウスの人気が高まっているのはメリットがあるからでしょう。では、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではデザイナーズハウスのメリットを3つ紹介します。

自分好みの建物を建築できる

デザイナーズハウスは基本的に自由設計の注文住宅になります。建売住宅などと違い、建築士、デザイナーと共に一から考え、他にはない「自分好みの家」を建築することが可能です。モダンな雰囲気の家から、スタイリッシュな家、日本家屋のような和風建築など、バリュエーションは豊富です。他にはない、唯一無二の自宅を建てることができます。

地形が悪くても建築できる

狭小地、変形地、高低差のある土地は住宅を建てにくいものです。しかし、デザイナーズハウスは注文住宅ですので、その土地に合わせたプランニングを建築士が提案してくれます。地形が悪いからと家を建てることを諦めていた方も、デザイナーズハウスであれば建築可能という事例はたくさんあります。

周囲から注目を浴びる

デザイナーズハウスは周りの住宅と違い、おしゃれな家というイメージを持たれます。近隣住人や友人から注目される住宅になるでしょう。一般の住宅より建築コストがかかるため、建物だけでなく、家主も富裕層ではないかと注目され、優越感を感じることができるでしょう。

デザイナーズハウスを依頼する場合の流れ

これから京都で注文住宅のデザイナーズハウスを検討している方は、どのような流れで依頼すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、京都で注文住宅のデザイナーズハウスを依頼する流れと、注文時のポイントについて解説します。

建築する土地を決める

始めに京都で建築する土地を決めましょう。土地が決まっていないのであれば設計も出来ません。不動産会社に行き、希望場所の土地を紹介してもらいましょう。気に入った土地が見つかった場合、他に人に購入される前に土地を抑えておく必要があります。その際は買付証明書を提出します。買付証明書とは、土地を購入したいという売主への意思表示を書面にしたものです。融資が通っていない、業者も決まっていないなどもありますが、買付証明書には特約事項を記載できる欄があります。特約事項には、融資が通ったら購入します、業者との打ち合わせが終わりましたら購入しますという条件を記載出来ます。売主がその条件を承諾してくれたら、土地を抑えることが可能です。

デザイナーズハウス業者を決める

京都でデザイナーズハウスを依頼する会社は「設計事務所」「ハウスメーカー」「工務店」の3種類あります。各社で過去に建てた物件を見比べ、自分がイメージしている住宅に近い注文住宅の建築会社を選びましょう。業者が決まれば、土地に合わせたプランニングを依頼し、打合せを重ねていきます。内容が決まった後、融資を使う方は銀行にローンの打診をし、融資内定後に土地売買契約をし、業者と工事請負契約をする流れです。

融資内定後の流れ

融資が決まった後、土地の売買契約をしてから、デザイナーズハウス業者と契約します。契約後は、業者と工事のスケジュールと詳細打合せをします。その後土地の決済を行い、工事が着手します。あとは完成を待つのみです。
①土地を決める→②土地の買付証明を出す→③デザイナーズハウス業者を決める→④融資を内定させる→⑤土地の売買契約をする→⑥デザイナーズハウス業者と工事請負契約する→⑦土地決済をする→⑧工事着手→⑨完成

デザイナーズハウス業者を選ぶポイント

京都で注文住宅のデザイナーズハウスを建てる際は、一番自分のイメージにあった建物を建築できるかがポイントになります。そのため、依頼する業者がとても大切になります。一般的に設計事務所が一番融通を聞いてくれるでしょう。ハウスメーカー、工務店にも建築士がいるものの、デザイナーズハウスのノウハウが少ない業者も多数あり、やったことのない設計には後ろ向きになります。しかし京都の設計事務所では、デザイナーズハウスの人気が高く、多く建築していることから経験が豊富です。自分の意見を聞いてくれる上、より良い提案をしてくれるでしょう。

デザイナーズハウス業者への注文時のポイント

自分のイメージ通りの住宅なのかは設計図面だけではわかりません。そのため、イメージパース図は必ず依頼しましょう。イメージパース図とは、設計した建物を立体的にし、色がついた図面です。設計図面は2Dですが、イメージパース図は3Dになります。それにより、自分がイメージしている住宅外観なのかわかります。また、可能であれば鳥瞰図(ちょうかんず)も依頼してください。鳥瞰図とは別名パノラマ図とも言われております。建物の屋根を外した状態で斜め上から見て動線を確認することができます。デザインや収納を重視するあまり、家具などを配置した時に人がぶつからないかの確認をするためです。

デザイナーハウスのデメリットと対策

デザイナーズハウスのメリットと注文時のポイントをお話してきました。しかしデザイナーズハウスにはデメリットもあります。ここではデメリット2つ解説していきます。

建築コストがかかる

注文住宅のデザイナーズハウスは一般の住宅よりコストがかかります。一般住宅と比べ、デザイナーズハウスは、設計料、デザイン料がかかるうえに、住宅設備や建材資材にもこだわるため、コストが膨らむことが多いです。

打ち合わせに時間を要する

デザイナーズハウスは建物の間取り、外観だけでなく、家の内装、収納位置、住宅設備、照明、スイッチの位置など、すべて一から決めていきます。ひとつひとつを決めるために何度も打合せしたり、ショールームに何度も足を運んだりとかなりの時間を費やします。
そのため、忙しい人やめんどくさいと思う方には向きません。

デザイナーズハウスを依頼する時の対策①

注文住宅のデザイナーズハウスはコストがかかるので、事前に予算を決めておく必要があります。自分の要望をすべて伝えることは大切ですが、その要望によりコストが上がるでしょう。妥協するところと妥協しないところが出てくるはずです。そのため予算を先に業者にお話しておくことをおすすめします。コストを決められない方は、金融機関に相談し、いくらまで借り入れ可能か聞きましょう。もちろん借り入れ限度額までローンを組んでも良いですが、毎月の支払が大切になります。無理のない返済額をベースに建築コストを決めるのが一番良いです。

デザイナーズハウスを依頼する時の対策②

設計打ち合わせは時間を要します。そのため家が完成するまでにかなりの日数がかかるでしょう。少しでも時間を減らすには、事前に妥協できるとところ、おまかせするところを決めておくのが大切です。業者もプロなので良い提案をしてくれるでしょう。
自分の意見だけを主張するのではなく、住空間のプロの意見を聞き入れることも大切です。

まとめ

これまで京都で注文住宅のデザイナーズハウスを建築するメリット、デメリットについてお話してきました。京都は国内だけでなく、国外からも人気が高い街です。日本の歴史、礎を作ってきた街に住むことで、世界が認める日本遺産が日常となることが、一番の優越感になるのではないでしょうか。遺産だけでなく、自分が住むところも考慮することで、より良いライフスタイルを送れます。そのライフスタイルを作り上げてくれるのがデザイナーズハウスでしょう。デザイナーズハウスは自分好みの建物を建築できます。憧れのマイホームですので良い住宅を建てたい気持ちが強くなりますが、メリットデメリットを十分理解し、自分でどのような家を京都で建て生活したいのかの構想をイメージしていくことが大切です。