京都に町屋にならう、注文住宅の建て方について
京都は江戸時代にタイムスリップしたような、和の景観が魅力の都市です。
中でも昔ながらの京町屋は、現代の住宅にも取り入れられる知恵と工夫に溢れる建築です。
京都に注文住宅を建てるのであれば、美しい景観の中に溶け込んだ家を建てたいところです。
京町屋にならう、注文住宅を建てるポイントについてご紹介します。
からだに優しい工夫
京都で注文住宅を建てるなら、自然素材を取り入れてみましょう。
住宅の基礎の部分まで、自然素材を使用することは難しいですが、直接肌に触れる部分はできるだけ自然素材を意識してみるといいでしょう。
自然素材にすることで、化学物質を吸い込むことによる健康リスクが低くなり、木や土の持つリラックス効果も期待出来ます。
例えば、漆喰などの塗り壁は現代住宅にも取り入れられており、調湿に優れ、室内の湿度を一定に保つ効果があります。
また、自然素材は経年劣化も美しく、年数を追うごとに味のある色や雰囲気を醸し出します。
自然素材は、改修もしやすく、また安価でできますので、身体にもお財布にも優しい素材だと言えます。
小さくても庭を設ける
京都の町屋では必ずといっていいほど、小さくても庭が設けられているのが特徴です。
庭の木々の色付きや、庭を通り抜ける風で街中の住宅でも四季の移り変わりをしっかりと感じることができます。
京都の住宅の庭には、もみじやイチョウ等の落葉樹が多く植えられています。
紅葉で葉が色づき美しいのももちろんですが、夏は太陽光を遮り、冬は葉が落ちるので太陽を部屋に取り入れることができます。
空調をエアコン等のエネルギーに頼るのではなく、昔ながらの工夫や知恵を取り入れることで、エコでかつ質の高い暮らしになりそうです。
注文住宅を建てる際は、是非検討してみましょう。