京都で木の家に住みたい。私たちだけの居場所を見つけよう。

小道

私たち、京都で木の家に住みたいんです。

初めまして。私は現在、京都市内で夫と0歳5カ月になる娘と暮らしています。夫と結婚する前から市内暮らしをしていて、今も四条烏丸に近いマンションで、家族3人暮らしています。これらの年月を合わせると、私の市内在住歴はおよそ10年になります。

今暮らしているマンションの部屋は1LDKで、家賃はやはり市街地ということもあり少々高めです。ですが、夫も私も働いていたので、さほど厳しい額ではありませんでした。広さについても、娘がまだ小さいこともあり、今のところは十分かなと思っています。

ただ、娘もどんどん大きくなりますし、そろそろ広い部屋への引っ越しを検討しています。その時に、私たちの間で浮かんだ案の一つが、ここ京都で木の家に住む、ということでした。

「京都で木の家に住むのはどう?」

少し脱線しますが、私たちの家計状況について、(お恥ずかしながら)少し書きます。

上述の通り、私たち夫婦は共働きでした。ですが、娘が生まれる前に私が産休を取ったので、それからは収入源が夫の仕事のみとなり、家計としては「とても余裕」というわけではなくなりました。もちろん、妊娠と出産にあたっての家計のやりくりについては事前に夫婦で相談していたので、貯金を圧迫するとかそういう事態ではありません。

それに、もうしばらくすれば、私が職場復帰するでしょう。それと入れ替わりに、夫が育休を取得する予定です。子どもが生まれたので、夫婦二人で気ままに暮らしていたころとは状況が変わっています。娘が大きくなるまでは二人とも仕事をセーブしていくつもりです。

そこで、引っ越しの話になった時にも、やはり金銭面のことを考えました。それもふまえ、私たちの希望は、「広い部屋で娘をのびのび育てること」、「家賃が高くなりすぎないこと」、「自然に近い場所で暮らせること」となりました。

最初、私は引っ越し先としてマンションしか考えていなくて、少し北の地域に部屋を探そうか、と検討していました。けれども、夫婦で相談をしていたある時、夫が突然言ったのです。

「家族3人、京都で木の家に住むのはどうかな?」

夫の木の家への想い

私は最初、冗談なのかなと思いました。確かに、それはとても素敵なアイデアでしたが、急なことで戸惑いましたし、一戸建てとなると建築費もかさむのでは、と不安な気持ちもありました。

でも夫は、少し前から京都で木の家に住むことについて考えていたらしく、そのメリットについて語ってくれました。

「広い部屋で、自然に近い所に住むというのが叶えられるでしょう。それに、地元の工務店を選べば、値段も相談しやすいと思うんだ。どうせ賃貸でマンションの家賃を払い続けていくなら、最終的に、家を建てた価格と比べてもさほどの差はないよ。それに何より、」

と夫が力を込めて言ったのです。

「○○(娘)を京都の木の家で育てたいんだ」

木の家に暮らしたい!

水色と白色の毛糸でできた赤ちゃん用靴下

私たちは京都で仕事をしているので、確かに京都からの移動はほぼ考えていません。また、夫の「京都の木の家で育てたい」という言葉で、以前二人で訪ねた友人の家の素晴らしさを思い出しました。

子どもを育てるなら、あんな温かみのある家がいいね、とよく言っていたのです。その家は奈良にあって、木でできていました。ヒノキの芳しい香りが印象的でした。

最近、親と同居する可能性についても話していたので、娘だけでなく親にとっても住み心地がよいかもしれない、と考えました。そうして、私は当初戸惑ったものの、結局夫の意見に賛成しました。

他のページで、京都で木の家を手に入れるにあたって私たちが調べたことなどを、記していきたいと思います。