京都の木の家に住むときの豆知識
古材
古材というのは、名前の通り古くなった木材のことで、築50年以上の民家に使用されていた木材のことを指します。
この古材を建築資材として、使用することもあります。
都心部ではどんどん新しい家が建つことが多いので、古材を使用されている家は田舎の方に多くなります。
しかし、京都では古材を使用した家が都心部でも多くあります。
古材だと建築の強度が落ちるのではないかと思われるかもしれませんが、実は違います。
年数を経て、自然に乾燥された古材は人工的に乾燥させられた木材と違い、逆に強度が増しているのです。
また、古材を使用することで、新しい木材を伐採する必要がないので、リサイクルにもつながります。
地域産木材
今、京都では地域産の木材を使用して家を建てる。という取り組みが行われています。
これはその地域で育った木材を使用することで、季節の移り代わりなどの環境に適した家にするという取り組みです。
極端な例ですが、沖縄で木の家を建てる時に、北海道で育った寒さに強い木材を使うよりも、沖縄の土地で育った暑さに強い木材を使用する。といった感じです。
台風の多い沖縄の場合は、台風にも負けない強度を持った材質も必要ですので、沖縄の土地で育った木なら台風にも負けない強度を持っていますからね。
木によって育ち方や暑さ・寒さの耐性も変わってきます。もちろん、強度も変わってきますので、土地に根差した木材を使用することは理にかなっていると言えるのではないでしょうか。
最後に
家というのはとても大きな買い物です。
後になって後悔しないように、しっかりと自分で調べて、悩んだら周りの人にも相談しましょう。
また、1から建てるならしっかりと自分が住みたい家をイメージして、それを業者の方に伝えることも大切です。