京都の木の家に住む前に知っておきたいデメリット
木の家のデメリット
どんなものでもメリットやデメリットはありますので、しっかりと確認しておきましょう。
虫による被害
木の家の場合は鉄筋の家に比べ、はるかに虫が出やすい環境でもあります。
特に代表的な害虫はシロアリでしょう。
木を巣にしてしまうシロアリは木の家にとって天敵です。
もちろん、防虫加工を施した資材は虫が出にくくなりますが、あくまでも「出にくく」なる程度です。
数年たてば効果も落ちますし、全ての虫に対して有効というわけでもありません。
虫の発生が嫌な場合は手入れや対策をしっかりとしておきましょう。
ささくれ・割れ
この2つは木の材質上、年月を経るとどうしても発生してしまいます。
ささくれはどこの部分でも起きうることです。特に人がよく触れる柱や壁は起きやすいですね。
もし、ささくれができてしまったら、紙やすりなどで削ってしまいましょう。
また、割れるということですが、あくまでもひび割れ程度のことです。
急に柱が真っ二つに割れて、家が倒壊……なんてことはありませんのでご安心ください。
もちろん、場合によっては、柱や梁が割れてしまうことがありますが、これは問題ありません。
木の家は夏場に湿気を吸い体積が膨張します。そして、冬場に乾燥して体積は減ります。体積が膨張した木はボルトなどで固定されているので、そこで膨張が食い止められてひび割れにつながります。
これは木の家である以上、ほぼ必然的に起こってしまいますが、このひび割れで体積の膨張と収縮の調整をしている状態なので、決して強度が落ちたというわけではありません
しかし、床が割れてしまったら、場合によっては張替が必要となってきますので、注意が必要です。